ＷＢＣ日本優勝おめでとう！　とせっかくなので一応言わせてもらいます。決勝の日は徹夜明けだったのですが、頑張って最後まで応援しました。大会が始まる前に、まあどうでもいいやと思っていたのは、今から考えてみれば、どうせアメリカや中米諸国には勝てないだろうな、という一種の諦めが入っていたせいかもしれません。現金なもので、優勝の可能性が見えてきてからは目の色を変えて応援してしまいました。さて、いよいよパ・リーグも開幕しましたが、今年の夏はサッカーのワールドカップも控えており、スポーツの応援に忙しい年になりそうです。ちなみに野球で応援している選手は、ホークスの宮地選手です。最初に注目したのは、今を遡ること十数年前、当時尽誠学園のエースピッチャーとして甲子園に出場していた宮地選手を、姉が熱心に応援していたのがきっかけでした。
その後、西武に入団した宮地選手が、いつ一軍で活躍するのだろうかとずっと期待していたのですが、その才能が開花するまでには長い時間がかかってしまいました。「東尾好みの威勢のいい選手」と選手名鑑に記された解説を見るたびに、だったら使ってあげてよ、と思ったものです。そして遂に「右の犬伏、左の宮地」という形で大活躍した年には、一人でにやにやと喜んでいました。実を言うと、二軍暮らしがずっと続いていた頃には、もうこのまま消えちゃうんだろうな、と寂しく思っていたくらいなので、遅咲きながら今の成功した姿を見ていると、野球という枠を越えて励まされるような気がします。

で、結局買ってしまいました、「新・平家物語」全十六巻。これで当分は読む本に不自由することはないでしょう。ちなみに今はちゃんと「小説吉田学校」を読んでいます。うーん、三木武吉はやっぱり格好いいですね。僕もいつかはこういう老い枯れた格好良さというものを書いてみたいです。ところで、今週はいよいよＦＦ１２が発売されました。もちろん、未だにＳＩＲＥＮ２に手を付けてもいない僕には関係のない話ですが。といってもゲームをしていないわけではなく、思わず衝動買いしたランブルローズを友達とニヤニヤしながらやったり、百円ショップで買ったＰＣゲームをやったりしてます。ここまできたら、仕事がある程度片付いて一段落着くか、逆に仕事に追い詰められて現実逃避をしたくなるまでは手を付けることがないような気がします。ＦＦ１２の方も「待ちに待った大作」という匂いが薄れて、その辺の中古屋に在庫が溢れているというような時期が来たら手を出そうかと思います。

先週買った「私本太平記」（著・吉川英治）全八巻を妙な勢いで読破してしまいました。ぶらりと立ち寄った古本屋で、一冊百八十円で売っていたのを思わずまとめて買っていたものです。まあ続き物を一冊だけ買っても仕方ないわけですが、ずらりと文庫の背表紙が揃っているのを眺めるのはなかなか気持ちが良いものです。同じ店に「新・平家物語」も全巻揃っており、そちらにも手を出そうかと思っているのですが、買っただけで積んである本がかなりあるので、それを読み終えてからにしようかと迷っています。何しろ全十六巻、一日一冊を読むだけでも半月かかります。などと考えていたくせに、別の古本屋を覗いたときに「小説吉田学校」（著・戸川猪佐武）全八巻がなんとセットで三百八十円で売られているのを発見し、反射的にレジまで運んでしまいました。うーむ、買ったはいいのですが、ちゃんと読むのでしょうか。こちらは昔に一度読んだことがあるので、ぼちぼち拾い読みすれば充分かもしれませんが。昔は買った本を読まずに積んでおくなどということは考えられなかったのですが、最近はそういう傾向が強くなり、困ったものだと思っています・・・。

出版社のパーティーに出席してきました。今回が初めてというわけではないのですが、やはり緊張します。記帳を済ませて荷物を預け、会場に入るまでは冷や汗だらだらです。一番最初のときはパーティーが終了するまでずっと嫌な汗を流し続けていたので、少しは慣れてきたのかもしれません。記帳をする際の我が字の汚さはいつまで経っても変わらないのですが。いつかはペン習字を習わなければ。基本的に知り合いの方はほとんどいないので、いつも一人で水割りをがぶがぶ飲みながら、壁際に立って料理を食べています。有名な作家の方が通りかかれば、お、本物だ、と思いながら眺めます。今回は幸い各社の担当の方がいらっしゃっていたのと、他の作家の方に紹介してもらったこともあり、人混みの中で孤独を噛み締めるということにはなりませんでした。そうそう、実は某有名漫画家の方がいらっしゃってまして、本物かなあどうかなあ、と思いながら後ろからじっと眺めていました。後で担当の方に聞くとどうも本物だったそうで、思わぬ幸運に一人で喜んでいました。