日記ログ
6月25日

法事に出るため、帰省することになりました。愛媛の実家まで新幹線と特急列車を乗り継ぎ、約六時間ほどの旅となります。学生時代に一度だけ飛行機を使った他は、いつも鉄道を利用しています。いつもの慣れ親しんだ小旅行、という気分で東京駅に向かったのですが、今回は少し勝手が違うことになりました。切符売り場の係員の方が研修中の新人さんだったらしく、喫煙席か禁煙席かと聞かれることもなく、自動的に禁煙席のチケットを渡されてしまったのです。後ろには順番待ちする客の列があり、もし慣れない手つきでタッチパネルを操作する新人さんに取り直しを頼んだら、また結構な時間がかかってしまうと思い、そのまま代金を支払うことにしました。まあ、どうしても吸いたくなったら喫煙車両のデッキに行けばいいんだしね、と思っていたら、実際に乗ってびっくり、いつの間にか喫煙車両のデッキも禁煙になっていたんですね。駅に着くまで煙草を吸いたいという欲求押さえつつ、改めて喫煙者の肩身の狭さを味わいました。駅まで迎えに来てくれていた両親は、旅の疲れをねぎらうためにさっそく食事に連れて行ってくれたのですが、今回の帰省のテーマの一つは「食べ過ぎない」こと。前回の帰省でぶくぶくに太ったことを踏まえたテーマです。といいながら、勧められるままに生ビールを二杯開け、盛りの多い唐揚げ定食をぺろりと食べてしまいました。しかも、帰宅して半年ぶりに体重計に乗ると、恐ろしい事実が発覚したのです。既に前回帰省しているときよりも太っている!あの多摩川の河川敷でボールを追い回した日々はなんだったのでせうか……。

6月18日

学生時代にお世話になっていた寮の旅行会に、OBとして参加してきました。一泊二日、福島への旅です。学生の頃は、何故か毎回出発の前日に徹夜し、バスに乗り込むと同時にビールで乾杯、一日目はどこを観光したのか記憶にないほど酔っぱらって、ホテルの宴会では日本酒一気飲みなどをしつつ騒ぎ、二日目はほとんど死んでいる状態、という感じだったのですが、さすがにもう学生に交じって無茶が出来るほど若くはありませんので、のんびりと大人の旅をさせてもらうことにしました。 といいつつ、一日目に某常磐ハワイアンセンターに到着すると、矢も盾もたまらず、ちゃんと用意してきていた水着に着替え、四つ下で90s超級の後輩OBと共に、プールへと飛び出していきました。さっそくスライダーのチケットを購入し、80s以上の方はご遠慮くださいという注意書きのあった二人乗り浮き輪に乗り込んでいざライディング、勢いの余りパイプから飛び出しそうなスリルを味わいました。その後も、別のスライダーの途中で何度も転覆しながら騒いでいると、上から降りてきた係員に冷ややかな顔つきで注意されたり、プールから上がった後はもう一人の若いOBを加えてゲームセンターのお化け屋敷に入ったりと、存分に楽しませてもらいました。嗚呼、これでも三十を目前に控えた歳なのです……。夕方にホテルに到着し、宴会になりますと、疲れが出て会場の片隅で眠り込んでしまいました。肝心なときは役立たずというのが僕のパターンのようです。宴会が終わった後はカラオケで二次会ということになりましたが、いやあ、現役学生の盛り上がりは凄いですね。全員が一丸となった熱唱についていくことができず、途中で部屋を抜け出し、舎監さんや添乗員さんを交えてラーメンをご馳走になりました。うむうむ、このひっそりとした風情こそが大人の旅でしょう。翌日は鍾乳洞を見学したり、海水浴場で例の90s超級が一人海に飛び込むのを学生たちと見物したり、魚市場の食堂で新鮮な海の幸を堪能したりしましたが、基本的にはバス後部のサロン席で延々と酒を飲みながら他のOBの方々と馬鹿話を続けていたのが旅の主な思い出です。

6月11日

さて、いよいよワールドカップが始まりましたね。時間に融通の利く生活をしているのを幸いに、ついつい朝まで観戦してしまいます。貧乏性といいますか、有名国の試合は見なきゃもったいないと思ってしまい、仕事に集中しなければと自戒しながらも、気付けばいつのまにかテレビをつけています。といっても、サッカーを実際にやった経験といえば小中学校の体育の授業くらいなので、地味で退屈な試合だなあと思っていたら、解説者が「内容の濃い試合でしたね」と言うのを聞いてびっくり、というくらいの見る目の無さを誇っております。元々、サッカーに興味を持つようになったのは、大学時代に某ウイニングイレブンというゲームを、サッカーに詳しい友人から戦術解説を受けながら遊んだことが切っ掛けでした。ほうほう、DFの間を抜くスルーパスはこんなに効果的なのか、でかいFWが一人いるならサイドからクロスを放り込んでおけばいいんだな、逆サイドにフリーの選手がいればとりあえずサイドチェンジをしておこう、などというごく初歩的で極端に偏った知識を学び、以来、その経験則だけを元に観戦をしています。 熱心なファンの人からすれば、はぁ? というところでしょうが、まあそれなりに楽しめているのでこれはこれで満足しております。

6月4日

このサイトの日記を読んだ姉から、僕の体を心配する電話をもらいました。確かに自分で読み返してみても、 今にも体を壊して入院しそうな内容が続いていたような気がします。というわけで、プール開きの季節が来るのを待つだけでなく、何か今すぐにでも出来る運動を始めてみようと決意しました。しばらく検討した結果、そうだ、キャッチボールをやろう、と決めて、近所の日曜大工センターに行ってグローブと軟式ボールを購入しました。もちろん、一人でキャッチボールはできないので、強引に誘っていった友人にも無理やりグローブを買わせます。小学生並みにテンションが上がっていたので、帰り道にさっそく多摩川の河川敷に立ち寄り、グローブのタグを引きちぎってキャッチボールを始めました。うむ、十球も投げないうちに肩がもげそうです。キャッチに失敗して転がっていったボールを追いかけていくだけでも息が上がり、日頃どれだけ運動不足だったのか痛感させられました。それでも頑張って二時間ほど遊び、日没が近付いた頃に引き上げることにしました。夕暮れの道、泥と汗と疲労にまみれた体で自転車を漕いでいると、なんだか子供の頃に戻ったような気がしました。

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