日記ログ
8月20日

甲子園が終わってしまうと、もう夏も盛りを過ぎてしまったような気がします。そろそろ海ではクラゲも増えているでしょうし、今年は結局一度も海に行けずじまいになりそうです。毎年、お盆に帰省したときに地元の海に行っていたのですが、今年は帰らなかったもので。そういえば、まだプールにも行ってません。こちらの方は九月の半ばまでは大丈夫ですが、この調子だと、せいぜい一、二度くらいになってしまいそうです。遊びのためならともかく、体力作りのためにと考えるなら、その程度ではとても役に立ちそうにありません。別にやる気がないわけではないのですが、せっかくの快晴の日には夕方に目が覚めたり、午前中に起きて気力体力共に充実しているときには天候が崩れていたりと、なかなかタイミングが合わないのです。うーむ、今年の夏は、この前の旅行を除けばずっと屋内で過ごしているような気がして、どうにも消化不良な感じがします。

8月13日

長らく取り組んでいた仕事にやっと一区切りがつき、二、三日くらいのんびりしようと思っているところへ、夏休みが取れたから一緒に旅行に行かないか、と友人から誘われ、行って参りました三泊四日のぶらり旅。いや、最初は二泊と聞いていたのですが、旅行の最中にもう一泊していこうぜといきなり言われたのです。何しろ友人の車に乗って旅をしていましたから、一人で帰るわけにもいかず、結局は三泊の旅行となりました。旅のテーマは各地の温泉巡り。友人は普段から仕事でかなり肩が凝っているらしく、それを癒したかったそうです。一方の僕は、どうしても長湯できない質なので、ほとんど温泉には興味がありません。しかし、人里離れた秘湯の雰囲気は大いに好むところですから、まあ不満はありませんでした。事前の計画なしの行き当たりばったりの旅程で、新潟と長野の境になる秋山郷を始めとして、浸かった温泉の数は実に八カ所です。そのどれもが露天風呂を備えていて、虻に追われたり、明けていく夜空を眺めたり、素っ裸で岩の上に仁王立ちになって渓流を眺めたりと、様々なシチュエーションを味わってきました。 何しろ長い旅だったので詳しく書こうとすれば相当な分量になりそうですから、ともかく良い骨休めになったとだけ記しておきますが、いずれ気が向けばまた旅行記でも書こうかなと思っています。

8月6日

母が仕事の研修の為、上京してくることになりました。最初はビジネスホテルに泊まるつもりだったそうですが、せっかく僕の部屋があるのにわざわざ他に宿をとるのはもったいない、ということで、うちに泊まるように勧めました。僕の仕事の邪魔になるのでは、と初めは遠慮していた母も、どうせ昼は研修で外出するんだからその間に仕事をするよ、という僕の言葉に納得して、泊まっていくことになりました。そこで問題になったのは、我が家から研修が行われる施設まで、母が迷わず一人で行けるかどうかです。僕が送って行こうかと提案したのですが、それはさすがに悪いといって断るので、ともかく一番迷う可能性が高い新宿駅の歩き方を教えることにしました。東京駅へ母を迎えに行った帰りに新宿駅で降り、どの線の改札からどの線の改札まで行けばいいのか、実際に歩いて説明します。一度だけでは不安そうだったので、さらにもう一往復して、何とか覚えてもらえたようでした。そして母は我が家に二泊したのですが、部屋にいる間に何をしていたかというと、掃除、掃除、掃除で、至る所を綺麗に片付けていってくれました。 何しろ、朝五時に何やらごそごそする音で目を覚ますと、隣の布団で寝ていた母の姿はなく、後で聞いて見れば夜も明ける前からトイレと廊下の掃除をしてくれていたそうです。お陰で埃と黴に覆われていた壁は元の白さを取り戻し、適当に積み上げていたゴミもちゃんと整頓されて広いスペースができていました。いやあ、有り難いことです。研修の方も、朝の通勤ラッシュに巻き込まれることを心配していたのですが、少し遅めの各駅停車に乗っていくことで、それほど苦労せずに施設に辿り着けたそうです。やがて研修を終えて母は帰っていったのですが、何かもてなすどころか、掃除に加えて朝飯晩飯まで作ってもらい、世話になるだけの三日間となってしまいました。あ、一つだけ、作ってあったコーヒー焼酎を晩酌に出し、いたく気に入ってもらえたのだけは、せめてもの孝行だったでしょうか。

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